日本大学理工学部科学技術史料センター

学芸員課程展示の様子

第7回 学芸員課程展示「オンライン科学館「おうちで実験!お水のふしぎ」」

 2020年、コロナの感染拡大の中、大学生の授業は対面授業ができなくなり、オンデマンド型や同時双方向型のオンラインの授業となって、大学のキャンパスに学生が入ることができなくなりました。このような社会状況の中、2020年11月1日に、お客様に水環境に目を向けていただくことを目的にオンライン科学館「おうちで実験!お水のふしぎ」を開催いたしました。当日は、特設サイトを開き、実験動画(2分~5分)を約20本制作し、事前予約制で同時双方向型のワークショップの「アメンボの実験」と「浮沈子の実験」も開催いたしました。
 水と生物の科学を解説した「アメンボのひみつ」、遊びながら浮力を知ることができる浮沈子「浮かぶ?沈む?」、動物を飼育するために必要な水の量や植物を栽培する際に必要な見えないお水の「仮想水」、「ダイラタンシー効果」や「硬水と軟水について」、濾過の実験と浄水場の話などなど、「表面張力」や「水の分子」についてなど、様々なアプローチの実験動画を20本制作して公開いたしました。
 初めての「オンライン科学館」は、1年生から、学芸員課程修了者の有資格者の大学院生までが、一丸となって、制作に挑み、サイト作成などの技術的サポートは、大学院生が活躍してくれました。学芸員課程の学生たちは、ウェブ会議システムを用いて、会えなくても、新しいツールを使って、博物館の企画をし、仲間と親交を深め、試行錯誤しながらオンラインの作業を行ない、果敢に挑戦いたしました。

第7回学芸員課程展示ポスター


浮沈子の実験 撮影の様子
 
お水のワークショップの様子
Web システム同時双方向画面

アメンボの実験の撮影

ラップタイで作るアメンボ

アメンボの実験の撮影

ワークショップ 小学生とアメンボに実験をZOOMで行う

文責 一般教育・学芸員系列 伊豆原月絵